バイクフライデーは販売店が少ない。
アメリカのメーカーで、オーダー後アメリカで作られて輸入する形態のようで、
為替も影響してくるようだ。
一体いくらで買えるのだろう?

ちょうど、東京に出張の予定があったので、
曙橋にあるイークルさんへ行き、試乗もさせてもらった。

なかなか良い感じ。値段は20万前後にはなりそう。
ちょっと高い。
それにtikitは通勤=短距離向きという事を教えて貰った。
そっか、ロングライドには向かないかもな。

翌日の土曜日。会社を15時過ぎに出て、
バイクフライデーをメインに扱っているという高崎のIKDさんに行ってみた。
石岡から高速まで高速を使って2時間ちょっと。18時に到着。

ガソリンスタンドではありません。自転車屋さんです。

こちらにはバイクフライデーの他にブロンプトンの取り扱いもあるので
両者の違いも聞けるかなと思った。

お店の方はとても親切に違いを色々教えてくれた。
同じ折り畳み小径車でもバイクフライデーとブロンプトンは対極だそうで、
片やスポーツ車、片や実用車という事。
小雨の中、試乗もさせてもらった。

バイクフライデーの試乗車はポケットクルーソーという自転車
ポケットクルーソー
これ、いい!!小さくて取り回しが良く、坂も楽々。結構速い。
軽自動車のスポーツカーを連想した。
折りたたみもブロンプトンの手軽さには負けるけど、結構小さくなる。
フレームは注文後のオーダーメイドなので、正に自分のサイズピッタリの自転車になる。
さらに、こちらのお店はアメリカのオレゴンで製造されるフレームのみ輸入し、
その他のパーツは日本で購入、組み立てるそうだ。
そちらの方が安いという。
最初にイメージした「200km走れる折りたたみ自転車」そのまんま。
自分の体型にピッタリあった自転車を自由に操る楽しさがイメージできた。

問題は価格。安いパーツで組んでも18万以上。
シマノのパーツにしたら20万オーバー。
それでも自分のサイズに合わせた自転車というなら安いけど、
懐的にちょっと厳しい。


次にブロンプトン。
フラットハンドル外装2段の2SLを試乗。
brompton s2l

ところが、これがなかなか良く走る。
勿論、バイクフライデーの方が体との一体感を感じるけど意外と良いかも。
坂はきつい。立ち漕ぎすれば登れるけど、山を越えるような長い坂はきついかも。

内装機構が無い分3速より軽い。タイヤもスリックタイヤ。
そして値段が3速より安い。
店主はこれで利根川を下って葛西まで行くという。
そこまで走れるんだ。

店主はブロンプトンの積載能力も大絶賛してた。
積載量の多い専用バックがワンタッチで取り付けられる。
取り付けるのは自転車のフレームなので、ハンドルは全く重くならない。
フロントにバックをつけて荷物を入れた方がかえって安定する程だそうだ。
これは全く気にしてない点だったので興味深かった。

折りたたみにストレスが無く、電車にも気軽に持ち込める。
走り出せばそこそこ速く、旅行に必要な荷物もそれなりに積める。
「旅」のツールとして考えると、ワクワクするものがある。

店員さんは、ブロンプトンとバイクフラーデーを所有し、
その自転車で世界の色々なところを実際に旅行されていた。
正に私のやりたい事。
旅の事、盗難対策、2車の違い、飛行機輪行等等、
色々話を聞いて、ふと気がついたら21時を大分過ぎていた。
(土曜の閉店は19時の筈なのに・・・)

実体験に勝る物なし。
世界を自転車で旅行している方からの貴重な話が聞けて、
それぞれの自転車の特徴がよくわかった。
遠かったけど、来て良かった。